例えば、乳がんなら症状によるわけですが、手術をして放射線治療もしくは抗がん剤治療があり、手術のさいの組織検査の結果でホルモン治療となります。
手術には、全摘出か部分摘出手術に分かれますが、問題は摘出する範囲です。世界のガイドラインでは、乳頭近く(3センチ以内)に腫瘍がある場合は、乳頭は残さない(全摘出)。また、片側の乳房に幾つもの腫瘍がある場合も全摘出になる可能性があります。
私の場合ですが、乳頭を引きずり込むように、真下ではないがすぐそば(1から1.5)にありました。
その頃の私にはガイドラインなるものも解ってはいませんし、医師には最良の治療法をしてもらえるものと漠然と思っていたと考えます。
腫瘍そのものは、いわゆる顔つきのよい暴れないタイプと言われていたので、全摘出をして早く仕事に戻りたいと考えていたので、いわゆる世界のガイドラインは知りませんでしたが、一番再発リスクの少ない手術法を選ぼうとの思いでした。
医師は私の「全摘出のつもりです。」に対して無言、答えることはなく、温存手術(部分切除)の話を始めたのです。乳頭を残すことについてのリスクについては、何も話しはありませんでした。
その説明で、すごく違和感を持った部分があります。
それは、手術の仕方にあります。
「乳頭を結索する。」ということでした。(その時の説明用紙にもハッキリと書かれています。)
素人考えでの、癌細胞を通過させないほど結索するということは、乳頭は壊死してしまうではありませんか。
壊死するほど縛らなければ当然癌は侵攻してしまうでしょう?
知識のない私には違和感があっても、つっこんで聞くことなどできませんでした。何しろ威圧感いっぱいの一人の医師との面談でしたから。
再発して再手術をして、抗がん剤を受け、ボロボロになって、今やっと思いを整理できたかなと思います。
知識があったら、一度の手術とホルモン治療のみですんでいたであろうことに、仕事も失い体もより多く痛めてしまった後悔はとても大きいです。
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